京商ミニッツ MR-04 evo2 買ったらやっておくとよいことなど
- 2024.03.07
- MR-04 evo2
2023年の年末に京商ミニッツ MR-04 evo2が発売され、2024年ミニッツカップで公認されたということで、購入から走行まで確認したことをまとめてみます。
まずは、シールを剥がす。
見た目に反して紙製シールなので丁寧にはがす。失敗するとなぜか懐かしい気分になる。
次、フロント周り。
MR-04でナックルの形状がキングピンとナックル一体型に変更された。ガタが減ってリニアなハンドリングになるらしい。ナックルとアッパーアームを複数回脱着して、穴を微妙にひろげてスムーズに動くようにした。ナックルが想像以上に脆いので注意。
ナックルのタイロッドにはまる部分が個体差できつく、ストローク時に抵抗になることあり。画像の部分を紙やすりでほんの少しだけ削って対処した。
ホイールをナットで止める時も注意が必要。塗料のせいなのか2mmのロックナットだときつすぎて回らない。ナックルに予想外の負荷が掛かって割れた!的なツイートを見た気がする。いや、見た。
ボール外して5.8mmリーマーで少し削り、ボールがスムーズに動くように。削りすぎ注意。
ホイールとアッパーアームが干渉する。特に薄いタイヤを使う場合は思いっきり当たる。画像のオレンジで囲ってある箇所を結構しっかり削る必要あり。削ったあとにホイールを回して確認。ステアリング切った状態でも確認する。
その他の対策としてはナックルとホイールの間にシムをかませて、ホイールをアッパーアームから遠ざける方法もあり。ただ、04の売りである「スクラブ半径見直しによる素直なコーナリング特性」が消される方向に。
アッパーアームのスプリング受けがきちんとスプリングを受けてくれない。アッパーアームのスプリング受けの突起をしっかり削る。ストロークしたときにスプリングがカチカチ鳴らないようになるまで、小さくして角をとるように。ただかなりめんどくさい。
MR-03でも同じでしたよね。13年間蓄積したはずのノウハウはどこに行った?
フロント周りをノーマルで走行すると脱臼(ナックルがロアカバーのボールから完全に脱落)が多発、そのうちフロントスプリングも行方不明になるので対策する。
03用のフロントインナーチューブダンパー(MZW416)に同梱の筒を使い、ストローク規制することによって脱落を防ぐ。ただ、アッパーアームのスプリング受けがそのままだとストロークが不足気味なので、さらにアッパーアームのスプリング受けを削ってストロークを確保する。スプリング長はプリロードの関係で03のノーマルがちょうど良かったのでそれにした。
MR-03だとナックル上にシムを入れることができ、それによってフロント車高やフロントスプリングのプリロード調整ができたのですが、04では不可に。なぜなのか。
センサーケーブルが邪魔。
ボディに接触しないようにモーターマウントに張り付ける感じで右から回した。
リアサスプレートをノーマルプラからオプション品に変更。
FRPリアサスプレートハードなどの幅が広いものと使用すると、オレンジ色で囲ってある金具が接触するらしいので削っておく。03のときも同じようなことが起きていた気がする。13年間のノウハウ(以下略。
次、プロポ(自分はnoble nb4)のスロットルエンドポイントの確認。
モーターの回転数が最大になるエンドポイントがevo2基板とevo基板で異なる。evo基板同士でも個体差程度の違いはあったが、evo基板とは明らかに数値が異なっていたので、モーターの回転数を監視しながら変更。自分はゾンさんの回転数計測アプリを利用した。ステアリングデュアルレートは適宜サーキットにて変更。03比でいうと数値はだいぶ下がった。
evo2のI.C.S
画像のように設定した。evo基板比でパンチが全然ないので、スロットル関係の数値はすべてパンチが出る方向に。モーター時定数が1なのは、なぜか1が一番パンチがあるから。バグじゃないか?と言われている。
最高回転数については任意で。ノーマルでいいかも。ロー、ノーマル、オーバーで回転数を確認してみたところ、ローで8%回転数が下がり、ノーマル、オーバーでは変化なし。
以上、自分が確認したことリストでした。
-
前の記事
ベアリングでずーっとやらかしていた件 2022.10.14
-
次の記事
記事がありません