Noble NB4 設定の見直し〜スロットルエンドポイント

Noble NB4 設定の見直し〜スロットルエンドポイント

私のプロポはNoble NB4。これまでのプロポ設定はかなりテキトーでした。舵角の調整は左右のエンドポイントの増減で、スロットルエンドポイント(ハイポイント)はデフォルトの100。

路面グリップによって毎回ポチポチ数値変更をしていましたが、合わせるまでそれなりの時間が掛かります。もっと素早く合わせることができるよう、設定を見直すことにしました。そして、その過程でいくつかの大間違いに気がつくのです。。。

最初に設定を見直したのはスロットルエンドポイント。サーキット走行では長らく、NT車両(5600kv、ピニオン6枚)を走らせていました。その後、ミニッツカップ2021レギュでいうところのWT車両(5600kv、ピニオン8枚、ワイドボディ)を走らせることが多くなりました。

車速の速い車はコースのインフィールド区間やコーナー脱出時の加速など、より丁寧なスロットルワークが必要になります。具体的にいうと、スロットルの下の方がうまく使えないとスムーズに走れません。

「低速域のスロットルワークムズすぎだろ」などと考えた私は「プロポの設定でどうにかならないのか」と、これまたテキトーにいじくります。

スロットルエンドポイント上げたり下げたりしているうちに、あることに気が付きました。そうです、スロットルエンドポイント100がモーターの最大出力になるポイントとイコールではない(!)ということです。(注: noble nb4の場合です。futaba, koについてはわかりません)

足りない脳みそフル回転させてどうすればいいか考えます。

値が小さすぎればモーターのもつ最大出力に届かない。当たり前。値が大きすぎると加速が気持ち良い、違う違う。そうではなくて、スロットルを引ききる前にモーターの最大出力を迎えてしまう(!)。

要するに、エンドポイントが大きいと、スロットルの物理可動域の上の方が無駄になっているということです。

少し極端なありえない例で考えてみます。モーターの最大出力とイコールになるスロットルエンドポイントが50だったとします。この状態でプロポのエンドポイントが100だった場合、スロットルの物理可動域の真ん中でモーターの最大出力を迎えます。言い換えると、スロットルの物理可動域の半分で操作しなければならなくなり、速度コントロールに無茶苦茶繊細な操作が必要になってしまうのです。

これをスロットルを引ききった時に、ちょうどモーターの最大出力になるエンドポイントに設定すれば、スロットルの物理可動域を全て使え、上記の極端な例の倍、操作が楽になるはずです。(アッテルヨナ?)

というわけで、noble nb4 でモーターの最大出力に達するスロットルエンドポイントはいくつなのか調べることに。スロットルを引ききった状態でエンドポイントを下げていくと、モーターの回転数が落ちるポイントが耳で直接聞いてもある程度分かると思います。自分は念の為、g-forceのモーターアナライザーで回転数が落ち始めるポイントを特定しました。ゾンさんのモーター回転数を測るスマホアプリでも特定可能だと思います。

そして、出てきた数字は85。自分のプロポではこの値でした。本当はドンピシャがよいとは思いますが、念の為、プラス2して87としました。

追記:手持ちのevo3台を確認してみたところ、85,85,86でした。個体差があるので車両毎に確認したほうが良いですね。

ある程度ミニッツを走らせている方であれば、体感できるレベルで違いがあります。低速域は変更前より明らかに操作しやすくなりました。

スロットルエンドポイントの変更について、自分の考えが合っているのか不安だった私は、サーキットで他のミニッツユーザーさんに、どれ位の値にしているのか聞いて回りました。大きめの値にしている方が多かったように思います。

そうしないといけない理由が何かあるのかと考えましたが、思い当たることがなかったので、自分の中ではこれが正解ということにします。

追記:京商ユーザー相談室にスロットルエンドポイントについて聞いてみました。これで合っているようです。別記事:MARでの走行で気になったこと

コーナーで加速が急過ぎて扱いづらいと感じている方は、一度このあたりを確認されるといいかもしれません。

注:個人の感想です。

ステアリングエンドポイントの設定変更ついては、長くなったので別記事で書くことにします。