フロントタイヤのグリップ調整

フロントタイヤのグリップ調整

ミニッツのウレタンコースで基本となるタイヤセットは、リアがレーシングラジアルワイドタイヤ30、フロントがローハイトスリック30もしくはスーパーローハイトスリック30です。(カーペット路面ではリアラジアル20が定番のようです)

リアは強粘着両面テープでホイールに貼り付け、グリップを最大化します。もうこれはほぼ鉄板です。何も考えず、ガチ貼り推奨。※別記事:ミニッツで使う両面テープ

そしてやっぱり問題はフロントタイヤのグリップ調整。グリップが高すぎるとハイサイドによる転倒が多発してまともに走れません。またリアグリップとのバランスでフロントが強すぎるとオーバーステアになり、非常にピーキーで操作しづらい車になってしまいます。この状態で車速が速い車だとコーナーでのアクセルオンでリアが巻きまくります。

それらの対策としてフロントグリップを下げましょうとなるわけです。

タイヤ自体が持つグリップ力は原則として径が大きければ高く、小さければ低くなります。そこで、フロントタイヤのサイズ、両面テープの種類によってグリップを調整します。※別記事:ミニッツで使う両面テープ

例えば、ハイグリップ路面であれば、スーパーローハイトスリック30(22.5mm)に弱粘着両面テープの組み合わせでグリップを下げます。
ローグリップ路面の場合はグリップが高めのローハイトスリック30(23.5mm)に強粘着両面テープでグリップを上げます。

ほとんどの京商ウレタンに準ずるグリップレベルのサーキットでは上記の範囲に収まると思います。

自分が使用するタイヤ径はカップレギュに合わせる形で、スーパーローハイトタイヤの径である22.5mm以下もしくは23.0mm以上のものを両面テープでグリップ調整して使用しています。

左:22.5mm 右:23.3mm のタイヤ

が、カップ関係ないよという方は、ポン付けならスーパーローハイトスリックタイヤ、もしくは22.6〜22.8mmぐらいのタイヤ径が経験上丁度よく、あとは両面テープで調整が良いと思います。

上記の調整でもどうしても転んでしまう場合には、通称「逆履き」をおすすめします。通常、タイヤの凹部とホイールの凸部を合わせて履かせるのが「順履き」。それとは逆に、タイヤの段差分をホイールの外側にはみ出す形で取り付けるのが逆履きです。

タイヤ逆履き
タイヤ逆履き

このホイールからはみ出させた部分が、グリップ限界を超えた時にめくれてグリップを逃してくれます。コーナーでタイヤがめくれて「バタン」とフロントタイヤがスライドするのを目視でも確認できますよ。

これらの方法で私も試行錯誤しています。タイヤが路面に最適化されれば、それだけで車の戦闘力がかなりあがるので、色々試して楽しんでみてください。

そして私に教えてください。お願いします。