ミニッツで使う両面テープ

ミニッツで使う両面テープ

ミニッツをサーキットで走らせるための必需品、両面テープの話です。

両面テープはタイヤとホイールを留めるために使います。貼り方、テープの粘着度、テープ幅によってグリップを調整します。粘着度が高いテープを使えばタイヤグリップは上がり、粘着度が低いものを使えばグリップは低くなります。

貼る場所、テープ幅によってもグリップを上げ下げできます。内側よりも外側に貼る方がグリップが高くなり、テープ幅は広くなるほどグリップが上がります。主にフロントタイヤのグリップ調整時に使います。フロントはタイヤ径によるグリップ調整も絡んできますが、ここではややこしくなるので省きます。※別記事:フロントタイヤのグリップ調整

フロントタイヤの両面テープの貼り方例
フロントタイヤの両面テープの貼り方例

私の使い方はこんな感じです。

リアタイヤは強粘着テープ全貼りです。使うテープは「寺岡製作所 ゴム用 強力両面テープ 幅10mm」か「WAKI 激強力両面テープ ゴム・PP用10mm」です。リアのホイールに合わせて幅10mmのものだと、そのまま貼れて便利。ちなみにR246製のタイヤテープはテラオカに近いです。

テラオカはゴムタイヤとホイールを超強力に貼ることができます。ミニッツで使い勝手の良いゴム用両面テープは意外と少ないため、テラオカのテープはミニッツユーザーの定番品となっています。

ただし、一つ欠点があります。それは圧倒的剥がしにくさです。タイヤを剥がすと粘着剤がタイヤとホイールにビッタビタに付着し、簡単には落とせません。

ホイールもタイヤも布ガムテをあてがって爪でネチネチをコツコツ剥がす必要があります。そして最後にパーツクリーナーで取り切れなかったベタベタを除去。とても面倒です。

テラオカテープのネチネチを取る図

WAKI激強力両面テープゴム用は、テラオカと比較すると剥がしやすさが段違いです。テープの基材が使用後でも崩壊しずらいため、比較的簡単に剥がすことができます。粘着力は若干テラオカに劣りますが、比較的車速が遅めの車両であれば必要充分だと思われます。

私は車速が遅いNT車両にはWAKIを、車速が速いWT車両にはテラオカを使用しています。ですが、貼り付けてからしばらく時間をおけば、WAKIでも大丈夫な気が最近してきました。

フロントタイヤは前述したとおり、粘着度、幅、位置によってグリップを調整します。場合によっては貼らないことも。基本は5mm幅の物を使用し、10mmのものは10mm→5mmカッターで半分に切っています。

両面テープカッター
10mm幅を5mm幅×2枚にできる優れものの両面テープカッター。吉祥寺サーキットで自作している方に頂きました。

使っているフロント用両面テープを粘着度順に並べると

ダイソー両面テープ
弱弱粘着 

日東 両面接着テープ NO.501F
弱粘着

ニトムズ 一般用両面テープS 5mm×20m
中粘着

セリア両面テープ
少し強め 3mm 5mm 7mmセット

寺岡製作所 ゴム用 強力両面テープ 幅10mm
強粘着

こんな感じ。

フロントのグリップ調整は路面によって本当にバラバラで、基本的にはグリップが高いところは弱粘着、低いところは強粘着という具合に使い分けしています。

ただ、はじめたばかりの時はサーキットでスイスイ走らせている常連さんにどんなテープを使っているのか聞いていました。最初のうちはこれが一番てっとり早いです。

世の中には無数の両面テープが存在するので、全部を試すことは無理です。なので、ブログやyoutubeで紹介されているもの、サーキットで他のユーザーさんが実際に使われているテープをまず試してみるのがいいのかなと思います。