ミニッツ用充電器と使い方
ありきたりな充電器と充電方法ですが、自分の充電器の使い方を晒してみたいと思います。
注:記事内の充電方法を試す場合は全て自己責任です。特に高電圧充電は通常のニッケル水素電池の充電方法からは逸脱していますし、間違えると電池や充電器の故障、最悪火災に繋がりますので、その点を認識した上でお試しください。
ミニッツ用の充電器として最初に購入したのが、京商マルチセルチャージャー。現在は次期モデルのマルチセルチャージャーevoも発売されています。
必要な機能は一通り揃っていますのでおすすめです。今から買うのであればマルチセルチャージャーevoでいいと思います。
私の使用方法では、これの主な役割は基礎充電用です。基礎充電とは走行前の充電時間が短くなるように、あらかじめある程度充電すること。ある程度充電するための便利機能がマルチセルチャージャーには備わっています。容量カットと電圧カット機能です。
容量カットは指定したmahで充電が終了する設定、電圧カットは充電中の電池が指定した電圧(V)になったら充電終了とする設定です。
容量カットの場合、電池が残っている状態では残容量が不明なため、放電をかけてほぼゼロの状態からでないと使うことができません。また、ニッケル水素バッテリーの容量はそもそも個体差がありますし、繰り返し使用するたび充電可能容量が減る方向で更にばらつきが発生します。
結果、容量カットで基礎充電すると満充電までの残り容量が一致せず、追い充時の充電完了タイミングがバラバラになりがちです。
そこで便利なのが電圧カットです。慣らしが終わったバッテリーであれば、充電完了電圧は概ね同じ値となります。満充電時の電圧未満の値を指定すれば、経験上、満充電までの残りmahは近い値になってくれます。
容量カットは下からからどれくらい充電するか、電圧カットは上からどれくらい残して充電を終了するか、というイメージでしょうか。
自分はこの電圧カットで基礎充電しています。0.8A、1.44vカットで充電することが多いですが、充電時間を気にしなければもっと少ないアンペア数でも問題ありません。
サーキットで走行前に満充電状態にする追い充電時に使っているのがHitec X4 Advanced EXです。京商マルチセルチャージャーでも追い充電できますが、ミニ四駆やミニッツユーザーの評判が良かったためこちらを購入してみました。
実際、京商マルチセルチャージャーと追い充電に使用した場合の比較をしたことがありますが、Hitec X4 Advanced EXで追い充電した電池のほうが速かったです。
追い充電をする目的は、走行前に満充電状態にすること、そして電池の温度を上げることです。ニッケル水素電池は温度を上げるとパワーが増します。その特性を引き出すために走行前に追い充電するわけです。電池の温度が上がらない追い充電には意味がありません。家充電よりはマシだよね、程度です。
てっとり早く電池の温度上げる方法が高電圧充電です。Hitec x4 advanced ex では2.2Aまで充電電圧を上げることができます。
現地の室温、気温に合わせて適切な温度になるアンペアで追い充電します。暑ければ1.0Aで充分な時もありますし、寒ければ2.0Aで充電することもあります。繰り返しになりますが、大事なのは電池の温度を上げること。自分は充電後の電池を手で握り込むと少し熱いな、くらいの温度になるようにしています。44℃~47℃くらいでしょうか?
というわけで、自分のミニッツ用充電器と使い方を記事にしてみました。いきなり上記のようにがっつり追い充電して使うのではなく、ほんのり温かくなる程度の追い充電から試してみるのがいいと思います。普段使っている電池比でパワーがありすぎると操作が難しくなるので、自身の腕と相談しながら徐々に電池の温度が上がる充電方法にシフトしていくといいかもしれません。
充電や電池周りでこの話より先に知っておくべきことがいくつかありますが、自分の文章構成力が足りないので別記事で気が向いたら書くことにします。
では。
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